祭壇
自宅に祭壇を作ろうかなと思っています。
毎朝、敬虔な気持ちになって祈ることも必要と思います。"ティファニーで朝食を"で、ティファニーのショーケースの前で静かな気持ちになっていた彼女のように。わたしにも気持ちを鎮めて日々驕り高ぶらず、嫌な気持ちを忘れ気持ちよく、怒らず、勉強しながらくらすには、祭壇が必要だと思いました。
こう思ったのも、チャイナ服を着たいと思ったから。チャイナ服を着るには、今のわたしでは中身がまだまだ追いつかないので、少し雑な言い方をして仕舞えば、ダサい、わけです。
中身を追いつかせるには、知性がまだまだ足りていないわけです。日々心の琴線を敏感にしながら好奇心という心の腕を伸ばし、その腕で手に取るように本に触れて読書をし、人と会話をし、楽しい時間を積み重ねていけばきっと中身も出来上がってくるのではないかと思うのです。
そのような日々を送るためにも、祭壇は必要です。
何を飾るかというと、季節の生花(ドライフラワーが良かったのですが、ギャルの幼馴染に運気が下がるのでやめなと言われました)キャンドル、女神像、好きな絵画、ガラスでできた天使のベルなど、飾りたいです。
銀河鉄道の夜②
合コンの詳細。
この日のわたしの心の動きは①をご覧ください。
初めての合コンのメンバーは、大阪人40代男性2人とギャルの幼馴染とわたし。
ギャルと大阪人2人なので、騒がしくてついていけなく、最初の方は完全に苦笑い。白い目で見ていた。わたしはあんまり喋らないけど、ギャルはアルコールを全く飲んでないのにどんどん喋る。
わたしは最初ハイボールを頼み、ギャルはお酒が飲めないのでジンジャーエール、で、大阪人2人はビール。
覚えていた話題では、
ギャルの中学時代の心霊体験で、スキーの板を勝手にその辺の人の家に置いていたらお墓に移動されていたっていう話。そういえばそんなことあったな、と思ってわたしは隣でギャルの話で爆笑。正直、大阪人男性2人どうでも良くてそっちのけ。もうギャルと2人だけでいいのにと思った。
これをアルコールなしで喋りまくるのがすごい。
そのあと、たしかわたしとギャルをディズニーキャラに例えたら何か。という本当にどうでも良い話題へ。
最初、ギャルはリトルグリーンモンスターで、わたしはシマウマだったんだけど。シマウマって何。ライオンキングのことでしょうか。
「もっとプリンセスで可愛いのでお願いしますよ〜」
とギャルがいうから、大阪人2人もこれは考え出す。
アナ雪じゃない?と言いだし、私たちはエルサとアナに任命。ちなみにわたしがアナで、ギャルがエルサ。流石にお世辞にも無理があるのはわかる。
わたしはサワーなどを何杯か飲んでもそこまで酔わず、トークの方はギャルに任せていた。本当になんでこんなに喋れるのってくらいに喋るギャル。
大阪人2人もお酒が入ってきてよく喋る。でも言うことは面白いのでわたしは笑ってた。
あんまり覚えてないけれど、その他の話題は、
わたしに対しては、君茶髪にしてもう少しギャル系ならモテそうだね、と言われた。わたしは喪女として生きるつもりなので、そうなることはまず多分ない。
あとは、ギャルの友達のみーちゃんがたいそう好きで付き合っていた人に浮気されたけれた話。みーちゃんが気の毒で胸が痛かった。
わたしも日本酒に差し掛かり、さすがに酔いが回ってきて、口数が多くなった。過去の恋愛話やら自分のことも少し喋った気がする。あんまりここは覚えていない。
大阪人が日本酒の2杯目を頼んでくれたが、わたしは結構酔いが回っていたのでここで裏切る。
日本酒はとりあえず酔えるので知らない人と喋らなきゃいけないシーンでは今後サワーより日本酒を頼みたいと思う。
で、一応合コンとはいえ、そういった流れにはならない。ただ楽しい飲み会であった。テンションが高くてとても疲れた。
とにかくギャルのトーク術のすごさに感動した飲み会であった。
銀河鉄道の夜 ①
好きだった銀杏BOYZの曲をあまり聴かなくなってから、だいぶ月日が経っていた。
銀杏BOYZといえば、イケてないメンズの純水なマインドを歌った青春パンク。そんな銀杏BOYZを聴かなくなったこと、これは私にとっては少々問題であった。
昨日、はじめての合コンに行った。
夕方、着物屋さんに足を運び着付け教室を終えた後、ギャルの幼馴染と三越前で待ち合わせのため、広瀬通の方へと足を運んだ。
茶色の長い髪の毛をハーフアップにまとめ、昔から変わってない綺麗な髪質のギャルの幼馴染とは中学からの仲であった。このギャルの幼馴染の他にもつるんでいた仲間たちがいて、私たちは全くイケてなかったが、おてんばだったため、当時のハジけていた記憶を思い出して話しては面白くてゲラゲラと笑ってしまう。バスケ部の当時のいじめっ子グループとよく対峙していたこと、キャミソールのまま川で遊んでいたこと、すべてがキラキラした思い出となっている。私たちはあの時代が大好きだった。彼女もわたしも根の性格は昔と何も変わっていない。
合コンだなんて、幻だと思っていた。
どうしても、合コンという響きには抵抗感を持ってしまうのはさておき、人生経験だろうと思って誘いに乗る。
早めについてしまったため、むかえのツルハドラッグを見ていた。38度リップと明るいサーモンピンクのネイルを購入。
我ながら、自分もあざとさをわきまえた女であることを自覚して嫌気がさす。しかもこの後、いちおう合コンだしさすがにお化粧しなきゃな、と思いさらに口紅を濃くしておく。
なんだか、仙台に染まっているような気がしてきた。仙台は東京に比べたら田舎だけど、わたしにとっては充分な都会である。仙台の人に、「都会だよ」と言うと、「仙台なんか田舎だよ」と言い返されるのはしょっちゅうである。
まだ時間があったために、ジブリのショップに足を運んだ。昔からのジブリのグッズが好きでよく買っていた。やっぱりかわいいなと思って、エルフとドワーフのメタルカードケースを眺める。耳をすませばグッズはデザインが素敵なものが多いのだ。こういった細々したデザインのかわいいものが好きだ。
心はスタジオジブリに心揺らしていた頃と変わっていないことに安心を覚える。大丈夫、わたしはまだ芋マインドを忘れてはいない。
ただわたしは、好きになった人とバロンとルイーゼのオルゴールを交換してお互いの家に飾りたいだけ。お互いの夢を応援したいだけ。夢で会えたら良いなと思うだけ。ソフトクリームを一緒に食べたいだけ。海を一緒に眺めていたいだけだ。
この後、ブランドの口紅を手にしたとしても、服装の系統が変わって行ったとしても、合コンにどれだけ行ったとしても、心は芋のままでありたいと決意をしたのであった。
僕は今空の向こう
飛び立ってしまいたい
あなたを思いながら